Meets Regional編集室×人間編集部による期間限定Webマガジン『No Meets』を創刊しました。
6月1日に発売予定だった『Meets Regional』7月号が、新型コロナウイルスの影響を受け創刊31年にして初めて臨時休刊……という話を聞き、私たち人間編集部は「その幻の6月1日発売号をWebで作ることができないだろうか?」と考えました。
『Meets Regional』は、関西を代表する情報誌のひとつ。京阪神の街と人にフォーカスした「街を知る人のための雑誌」「街に一番近い雑誌」として、自分たちの足で情報を探しとことん密着する、街の匂いが伝わるディープな紙面作りが特徴です。
その特徴を活かしながらも、取材ができないことを逆手にとり、今だからこそできる新しい手法とWebならではのスピード感で、いつもと違う『Meets Regional』を一緒に作ってみませんか!?と、Meets Regional編集長の松尾さんに提案したのが5月1日。
あっという間に話は進み、Meets Regional編集室と人間編集部を中心に集まった有志のメンバーが一致団結。そのキックオフ会議から約3週間で、コンセプト、デザイン、コピーライティング、コーディング、5人のフォトグラファーによるカバーフォト撮影、全30本の記事の企画、創刊日に掲載する7本の記事の取材・執筆・校正が完了。そして、本日、6月1日に無事公開することができました。
その間、ライターもカメラマンもデザイナーも、全てオンライン会議でしか顔を合わせていない=ノー・ミーツで(会わずに)制作しています。
ノー・ミーツ、だけど、コンテンツもコンテンツを作る私たちの想いも「濃密」。
それが、会えない時間のWebマガジン『No Meets』です。
また、『No Meets』では、雑誌を愛する人や雑誌を作る自分たちを励ましたい!という想いから、関西の各雑誌編集部による特別連載「やっぱり雑誌が好き。」を掲載。第1冊目は、関西のストリートシーンを引っ張るファッション・マガジン『カジカジ』編集長・高松直さんによる寄稿です。
やっぱり雑誌が好き。第1冊:『カジカジ』編集長・高松 直さん|No Meets
他にも、『Meets Regional』本誌で活躍するライターとゲストによる対談「会えないあの人と雑談」、人間編集部編集長・トミモトリエとカレーマニアによる「リモートカレー会議」、スケラッコさんによる漫画「しょうゆさしのモニャモニャ日記」、フォトグラファー吉田周平さんと小説家土門蘭さんによる写真と短歌「あかるい部屋」や、雑料理、雑学、雑音など……「雑」をテーマにしたコンテンツが満載です。
更新期間は1ヶ月、6月30日まで(予定)。
今だからこそできる手法で、会えない時間に足りない「雑多なモノ・コト」を掲載します。
このWebマガジンが、コロナ禍で落ち込んでいるお店や読者のみなさん、そして雑誌を作る人たちを、少しでもゴキゲンな気持ちにできることを祈ってます。