面白くて変なことをしている先生をお招きし、「面白いとは何なのか?」「変とは何なのか?」を学ぶ「変集予備校 夜間部 マニアック科」。
第4回目は、ファッションブランド「途中でやめる」のデザイナー・山下陽光先生による「まだ検索されてない言葉」の授業です。
突破型映像系生板集団「トリオフォー」のメンバーとして、駅構内の標識案内をガムテープで製作していた佐藤修悦氏による「修悦体」を発見した動画や、中古で手に入れたファミコンカセットの裏に書かれた名前を頼りに持ち主を探して返しに行くプロジェクト「ファミカセいこかもどろか!」がネットで話題になったり……
まちやネットに溢れるものの価値や美しさを問う「新しい骨董」の活動として、「さいたまトリエンナーレ」で「新しい骨董市」を実施したり、実は『美術手帖』で16ページの特集を組まれたこともあったり……
実はサンキュータツオさんとのコンビでM-1グランプリに出場したことがあったり……
「途中でやめる」の作品。
一言で紹介できないので、山下陽光のことを知りたい方は最近公開された「FASHIONSNAP」のインタビューを読んでください。
【インタビュー】昔の自分がなりたくないような大人になってしまったーー「途中でやめる」の山下陽光は何を”途中で辞めた”のか
そんな山下陽光が最近ハマっているのが「一般的に検索されそうにない言葉で検索するとめちゃくちゃ面白い情報にたどりつく」という検索の裏道を探す活動。
・食べログで「戦後」を検索して日本の歴史を知る
・メルカリで「売れなかったら捨てます」検索の中から自分の好きなものを探す
「食べログ文学」ともいわれる私小説のようなレビューにたどりついたり、無駄な制約の中から探す商品検索から自分の欲しいものを見つけられた時の感動など……
最適化されたインターネット検索によって、探したい情報にすぐにたどりつける便利な世の中ですが、すぐに目的地に行こうとせず、膨大なインターネットの情報の中から「出会うはずのなかった情報」を探し出す授業です。
人間編集部は、「面白くて変な人が集まっている」をコンセプトに、面白くて変なライター・編集者を集め、Webメディアならではの記事作りを研究している編集&変集チームです。面白くて変な人を集め育成するために、面白くて変なことをしている先生をお招きし、「面白いとは何なのか?」「変とは何なのか?」を学ぶ「変集予備校」を開催しています。
変集予備校 夜間部 マニアック科[4時間目]山下陽光先生
日 程:2022年7月8日(金)
時 間:[授業]20:00〜21:30(19:30開場)/[懇親会]21:30〜22:30
場 所:株式会社人間(大阪市西区京町堀1-12-11 愛晃ビル4F)
参加費:[授業]1,500円/[懇親会]500円(1ドリンク付)
※懇親会は希望者のみ(事前申込)
※オンライン参加は無料(配信は授業のみ)
定 員:20名(先着)
当日は【新型コロナウイルス感染予防】としまして、会場では以下の対策を徹底してまいります。
1. アルコール消毒液の設置・使用推奨
2. 館内消毒・換気・広めの席間隔配置
3. スタッフによる検温・マスク着用の義務化(体温が37.5度以上のお客様、マスク未着用のお客様は入場をお断りさせていただきます)
ご来場者さまにもご協力いただけますよう、なにとぞよろしくお願いいたします。
また、大阪府の「感染拡大防止に向けた取組み」に則り、
山下陽光
1977年長崎県生まれ。文化服装学院卒業。2004年にファッションブランド「途中でやめる」を立ち上げ、2004年に高円寺の古着屋「素人の乱シランプリ」をオープン。突破型映像系生板集団「トリオフォー」のメンバーで、駅構内の標識案内をガムテープで製作していた警備員の佐藤修悦氏による「修悦体」を発見した動画が話題になる。東日本大震災を機に店を畳み、2013年に長崎県へ移住。2017年に福岡県へ移住したが、2021年12月に再度上京。著書に『バイトやめる学校』(タバブックス)。その他の活動に、まちやネットに溢れるものの価値や美しさを問う「新しい骨董」など。
Twitter:@ccttaa
トミモトリエ
人間編集部編集長。1976年東京生まれ。ファッションデザイナーからウェブ業界に転身。自分を生中継し続けるブログや、時間を切り売りする人間レンタルサービスを立ち上げ、”ダダ漏れ女子”として話題になる。ウェブマガジン『東京ナイロンガールズ』初代編集長。2014年大阪へ活動の拠点を移し、株式会社人間に入社。
Twitter:@hiniku
申し込みは終了しました。
翌日7月9日(土)に「途中でやめる」の直売会も実施します!
途中でやめる直売会
日 程:2022年7月9日(土)
時 間:12:00〜18:30
場 所:株式会社人間別館(大阪市西区江戸堀1-18-5 中村ビル)