人間編集部4年目の振り返りと新体制+新拠点のお知らせ

トミモトリエ

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こんにちは。人間編集部のリーダートミモトです。

2月19日で人間編集部を立ち上げて4年。いつの間にか5年目に突入しました。遅くなりましたが、毎年恒例の1年の振り返りと今期の目標を発表します!

正直、今期はくすぶり続けた1年でした。

ウイルスに翻弄された2020年……を経て、2021年は人間酒場復活させてイベントも新しいこともたくさんやったるぞー!! と意気込んでいたわけですが、2021年もイベントの仕事はほとんど延期やオンライン開催になり、不完全燃焼。だけど、とにかくずっと忙しい……そんな状態が続いていました。

株式会社人間としても売上目標を達成して、はっきり言ってお金は儲かりました! しかし、結果として、本当にやりたいことができていない……!!!!

  

常に誰かがボロボロだった2021年

できたことと、できなかったことを整理すると……

できたこと
・売上目標達成
・人間編集部の新しい拠点をつくる
・編集チームの体制・サービス強化
・出張人間酒場 in パルコ

できなかったこと
・人間編集部独自のメディア立ち上げ
・しるすべ研究室の研究
・イベント色々
(イベントはご時世的な理由でしょうがないんですが)

こんな感じです。


来期の目標だった「新拠点を手に入れる」は先に達成

言い訳をすると……

この1年、メンバーの誰かしらに問題が起きて、常に誰かがボロボロの状態だったんです。

人間編集部は、株式会社人間を母体とした、フリーランスが集まる編集チーム。私(トミモト)と経理のバーバラは株式会社人間の社員ですが、それ以外は約80名全員「外部パートナー」なので、人間編集部以外の仕事もたくさんしています。そして、みんな年々仕事の幅を広げています。

もちろんそれは良いことなんですが、個人で受けた仕事で大変なことがあったり、忙しすぎてパンクしたり、プライベートで色々あったり、この1年順番に誰かがボロボロに。仕事を調整して、ケアしなければ……という事態が何度も勃発しました。

昨年は「人間編集部独自のメディア立ち上げ」が最大の目標であり、そのために「しるすべ研究室」を立ち上げ、既存メディアにとらわれない情報伝達手段の研究を行う予定でした。メディア立ち上げに向けて、ネーミングやコンセプト、サイトのワイヤーまで作ったんですが、この状態では「立ち上げても継続不可能」と判断し、一旦中止に。

みんながボロボロにならないように、もしボロボロになっても仕事が回るような体制を整えなければ。そして、人間編集部以外の仕事で困った時にも、私たちがサポートできる仕組みを作ろう……と、体制強化を最優先に。

そのために、まずは
・マネージャーの起用
・編集チームの固定メンバーを増やして育成する
・フリーランスをサポートする仕組みを作る
を実行しました。

強化された人間編集部の新体制

強化された新体制の編集チームがこちら。

編集者の固定メンバーは、トミモトリエ納谷ロマンヒラヤマヤスコ(おかん)、しまだあや大越はじめ狸山みほたん関根デッカオ稲田ズイキ(写真に写ってないですが)の8人。
※他にも編集者として仕事をお願いしている人はいますが、固定メンバーは週1回の会議出席と委託する仕事を毎月固定で決めているメンバーです。


編集者と校正・校閲者で構成される編集チーム、方針を決めたり営業戦略を練る戦略チーム、制作と解析を担う運用チームは固定メンバー。企画によって、ライター・イラストレーター・カメラマンなど、外部パートナーのクリエイターに仕事を発注。2021年から大阪と相性が良さそうな東京在住クリエイター(大阪ラバーズと呼んでます)との連携を強化している。

ライターとして活躍してくれていた狸山みほたんさんが、編集者の仕事もスタート。そして、2021年5月から大越はじめさんと関根デッカオさんが新メンバーとして加わりました。

大越はじめさんは、東京出身、和歌山経由、奈良在住の編集者。紀伊半島のメディア「Kii」の編集長で、ライターやカメラマンとしても活躍しています。自宅の94%を解放している「toi(トイ)」というスペースの家主として、しまだあやさんと一緒にNHK教育テレビジョンの『ハートネットTV』で紹介されて話題になりました。料理も得意で、早速人間酒場のアテ作り担当に。彼を一言で表すと「慈」。慈愛と滋養に溢れたInstagramの投稿を見てほしい。

関根デッカオさんは、和歌山出身、関西大学社会学部卒、元バンドマン。エロチャットの監視、編集プロダクションでは編集・ライターを経験し、苦悶の時期を経て、Web制作と広告会社をちょっと挟み、人間編集部に応募してくれた時は香川のテレビ局で働いていました。そんな彼がオンライン面談で「やっぱ大阪や!」と訴えてきたわけですが、情報量と毛量の多さに衝撃を受けて即決インパクト採用。見た目のクセは強めですが、意外とちゃんとしてます。あと、ええ声してます。散歩愛好家で、街の中の”変”を見つける天才です。

そして、戦略チームに、吉田真央さん、岸田天音さん、北野貴大さんが加わりました。

まずは、念願のマネージャーを紹介します。

吉田真央さんは元ロフトワークのプロデューサー。女性誌の企画・編集と、読者モデルのマネージャーをしていた経験もあり、多種多様過ぎる人間編集部のメンバーを優しく見守りながらも厳しくスケジュールを調整してくれる進行管理役です。今年1月に出会い、2月から本格的に参加してもらったのですが、既に吉田さんなしでは生きていけないくらいズブズブに頼りきっています。

岸田天音さんは、今年新卒で入ったアルバイトスタッフ。同志社女子大学 学芸学部 メディア創造学科で映像やデザインの勉強をしていたこともあり、幅広いスキルを活かして制作・運用チームと戦略チームのアシスタント業務についてもらいます。実は、キシダチカさんの妹。期待の新人です。

そして、ルクア大阪トキメキ事業部の北野貴大さんが人間編集部に!

北野さんは3月末でJR西日本SC開発株式会社を退職してフリーランスになったばかり。4月からトキメキ事業部の仕事を続けながら、人間編集部にも参加してくれることに。謎解きイベント『トキメキ迷宮』シリーズや、トキメキ事業部の立ち上げのお手伝いをさせていただいたり……色々とお仕事をいただいていた”クライアントの担当窓口”だったわけですが、ずっと「こっちにこないかな」と狙っていました(笑)。ようこそこちら側へ。北野さんは「それええやん」担当。戦略チームと企画チームで、プロジェクトを実行する核の部分を担ってもらう予定です。

北野さんに関してはこちらの対談記事もぜひ読んでほしいです。
トキメキで世界を動かす!ルクア大阪が目指すノリとおせっかいのビジネスモデル

そして、納谷ロマンの弟子になるために埼玉から大阪に身一つで飛び込んできた関戸ナオヒロさん。現在、新拠点(この後説明します)の隣にある電気しか通っていないビルの倉庫に、家賃5000円で暮らしています。人間編集部でも、そのまま「ロマンの弟子」として動いてくれていますが、大学で健康スポーツ系の学部だったということで、スポーツ系の取材をお願いしたり、ライターとしても活躍してくれています。

新しいクリエイターも続々と

外部パートナーのクリエイターもたくさん増えています。
   
   

アンドロイドのお姉さん SAORI


3DCG女子高生Sayaに似ているということや、2017年に行われた東京ゲームショウでアンドロイドのキャラクターを演じたことで有名なSAORIさん。現在、フリーランスのアンドロイドモデルと、旅系YouTuberとしても活躍中。2022年1月、KADOKAWAから初のエッセイ本『散歩するアンドロイド』が発売されました。

▼SAORIさんが書いた記事
無人化ってどこまで進んでる?トラスコ中山物流センターで働く最先端ロボットたち

人間編集部では、ライターとして“アンドロイドのお姉さん”の特徴を活かした記事を執筆しています。

アキバ系マルチアーティスト Julie Watai

Julie Wataiさんは、元グラビアアイドルで、写真家、CGクリエイター、DJ……とマルチな才能を持つアーティスト。メイカーブーム以前から電子工作活動を行っていたアキバ系クリエイターの先駆けで、イタリアの出版社から出た自作の自撮り写真集『Samurai Girls』が世界で120万部売れるなど、日本のオタク文化をアートとして世界へ発信した功績は大きい。なんと、AIDで出産し、子育てのために地元大阪に戻ってきたところ、カメラマンとして人間編集部のメンバーに応募してくれました。

現在は、カメラマン兼テック系ライターとして、そして人間酒場のDJとしても活躍しています。

▼Julie Wataiさんが書いた記事
発明家・カズヤシバタ氏に聞く!近大の次世代モノづくりスタジオ「THE GARAGE」の魅力

カレー沼に落ちたタレント 小塚舞子

小塚舞子
テレビ大阪「おとな旅あるき旅」、朝日放送テレビ「おはよう朝日です」、関西テレビ放送「発見たまご!ころころコロンブス」などにレギュラー出演しているタレント・キャスターの小塚舞子さん。フリーランスになったタイミングで、ライターもやってみたい……と、なぜか人間編集部の門を叩いてくれました(本当になぜ)。

カレーマニアとしても有名な小塚さんは、私が企画・監修で参加した『Meets Regional』大阪スパイスカレー特集号(2021年9月号)でライターデビュー。マイネ王調査団の調査団としても活躍しています。

▼小塚舞子さんが書いた記事
あのドキドキをもう一度!トキメキのプロが考える”子持ち夫婦”のデートプラン【マイネ王調査団】

……と、毎年「メンバーがまた東京に行ってしまった」という話ばかりだったんですが、昨年は東京からUターンしたメンバーも増えて賑やかに。なぜか、タレント事務所を辞めてフリーランスになったクリエイターが増えたのも特徴です。
  
  

新拠点「人の間(ひとのま)」誕生

そして、株式会社人間の別館として、人間編集部のメンバー・パートナーが作業場、会議室、撮影スタジオとして使える共有スペースが完成!

人と人の間をつなげる場所であり、新しい風を起こす台風の目になる場所として、「の」を渦巻きにした「人の間(ひとのま)」と命名しました。

人間オフィスから徒歩5分、肥後橋駅から徒歩3分の場所にあります。

ビル3フロアをシェアする形で、2Fが株式会社人間別館「人の間」、3Fは人間編集部のメンバーでもある納谷ロマンの事務所、1Fは隣のビル「VODKA connecting people」の姉妹店として、家主の近沢さんがこれから新しい服屋&バーをオープンする予定。

そして、その1Fバースペースで「人間酒場」を再始動します!

近畿大学の広報担当と学生ライターとの年度末打ち上げ

まだ改装途中ですが、こんな感じで、打ち上げの場としてクローズドな人間酒場は何度か実施しました。キッチンが広い! 4月から月1回の月末開催を再開したいと思っています。

ちなみに、ビルの外観はこんな感じです(現在)。作っては壊し……を繰り返している”肥後橋のガウディ”こと近沢さんによって、来る度に何かが新しくなっています。


作り続ける男近沢の背中

どんどん面白い人間を巻き込んでいくぞー!
    

仕事もやってます!

印象に残っている仕事もいくつか振り返りたいと思います。

自分らしさを表紙にする「ダイジョウ文庫」

久しぶりに”対面イベント”として実施できたということもあって、個人的に一番記憶に残っている仕事が7月に実施した「ダイジョウ文庫」。補整力と機能性を備えた適正下着を展開するHEAVEN Japanとルクア大阪トキメキ事業部のコラボイベント。

編集者が「あなたの生き方を本にするとしたら?」をヒアリングし、その場でタイトルやキャッチコピーを考案。写真撮影とデザイン含め受付から90分でオリジナルの本の表紙を制作するという期間限定ショップなんですが……編集をスポーツ競技にしたようなストイック過ぎる企画でして。今考えると「ようやったな」と(笑)

30分のインタビューで個性を引き出し、その場で「あなたの本のタイトルはこれだ!」と決定。写真撮影10分の間に情報を整理し、そこから5分でキャッチコピーや帯の文章を完成させ、遠隔でオフィスに待機しているデザイナーにパス。色やデザインの方向性を指示したら、そのまま次のお客さんのインタビューに……という、タイムアタック編集です。


全部思い入れのある表紙。

告知後、即日予約完売。3日間で合計37人分の「表紙」を制作し、大好評で終わりました。3日間頭フル回転で死ぬかと思ったけど、出来上がった本(全ページ白紙の本に表紙をつけてお渡ししました)を受け取った時のお客さんの顔が忘れられません。

「面白そうだから」というノリで参加してくれた方も多かったですが、コロナ禍のモヤモヤもあって「自分に自信を持ちたい」「現状から一歩踏み出すきっかけにしたい」など、お客さんの参加した理由もグッとくるものが。これは、マジでめちゃくちゃいい企画でした(泣)

ルクア大阪「放課後スクール ~帰り道の宇宙~」

こちらもトキメキ事業部のお仕事。本当はルクア大阪の「LUCUAホール」でリアルイベントとして実施する予定だった「放課後スクール ~帰り道の宇宙~」。

帰り道にフラッと立ち寄って、ちょっとした楽しさや、心地よく生きるためのきっかけを持ち帰ってもらう……というコンセプトのスクール。人間編集部は「未知の世界を味見する好奇心の扉」をテーマに3つの講義を企画しました。

緊急事態宣言のタイミングで延期、また延期……となり、最終的にオンライン開催になりましたが、稲田ズイキ先生による”仏教から学ぶ「生きるって無理ゲーとの向き合い方」”の講義と、はましゃか先生による”自分を楽しませる「ひとり遊び」のススメ”の講義を実施。

オンライン開催になったことで、テーマを変えたり、視聴者に楽しんでもらうためにパジャマパーティの設定でスタジオを作り込んだり。工夫してオンラインでも楽しめる講義になったのではないかと思います。

まだ実施できていない企画もあるので、今年はオフライン開催したい……!
  

株式会社あさひ採用サイトメッセージ


こちらは、ブランドメッセージのお仕事。

「サイクルベースあさひ」を運営する株式会社あさひの「2023年度新卒採用サイト」のコンセプト文と社長メッセージを担当しました。

「Kindai Picks」で、近畿大学のOBである下田社長のインタビュー記事を制作したことがきっかけで、ありがたいことに社長直々のご指名をいただきまして。

「キミの原動力が未来を回す」というコピーは、自分の意志で人生に挑む勇気を持ってほしい……という想いを込めて。コロナ禍で、立ち止まってしまった方も多いと思いますが、自転車業界の未来と、自分の未来のペダルを重ねて今こそ自分の「原動力」を再確認してもらえたら……と思います。

  

読んでほしい記事ピックアップ

オウンドメディアや自主企画の記事も紹介します。
今回はアクセス数など関係なく、熱量の高さで5つピックアップしました。


赤井英和の”わがまま”で串かつ屋に!?大阪名物「だるま」の上山勝也会長に聞く商売と義理人情

串かつの老舗「だるま」が現存するのは、赤井英和さんがだるまの串かつを食べ続けたいがために、後輩に無理やり継がせたから……という噂の真相を探るべく、庶民派グルメをこよなく愛するおくりバント高山洋平社長を東京から召喚した、3人並んだ絵面が強すぎる企画。


高飛込・西田玲雄選手から学んだ「ノースプラッシュ」の技術を応用してグラビア撮影してみた

高飛込で東京オリンピックに出場した近大・西田玲雄選手のインタビューなんですが、飛込は「ノースプラッシュ」が高得点となる競技なので、その技術を応用してアイドルの後ろで水しぶきを上げるグラビア撮影に挑戦する……という、何を間違えてそうなったのかわからない企画です。岡シャニカマがシャチカマとしての力を発揮しました。


冒頭2ページで、読者を引き込め!続きが気になる漫画見開き決定戦

漫画家(イラストレーター)3人が、同じお題で自作漫画を冒頭2ページだけ描き、誰が一番「書き出しで読者を引き込めたか」を競う企画。読者投票で1位に選ばれた人だけ続きを制作するということで、選ばれたのは石塚大介さんの漫画『スマホを買っただけなのに』。衝撃作です。


FF外から失礼します」って必要?ネット炎上の専門家に聞くSNSの「謎マナー」の理由と意味

「FF外から失礼します」というSNSの謎マナー。それって本当に必要!? そもそもフォローしてない人にコメントするのは失礼なことなの!? Twitterユーザーにアンケートを取り、ネットウォッチャーとして有名なおおつねまさふみさんと一緒に考察した企画。


推しが押し入れからやってきた!?【KAITOオタクの妄想記録】

主に記事の入力作業や挿絵・図解の制作などを担当している裏方スタッフ・にしむらみうさんのライターデビュー作。

少女漫画家を目指していたけどなれなくて、人生に挫折した2019年に人間のスタッフに応募してくれた彼女。人と話すのが苦手な引きこもりキャラなんですが、出社3日目にして「明日、謎解きイベントでゾンビのキャスト足りないからゾンビやって」という私の無茶振りに応えてくれてから、何かが弾けたようで。「人生終わった」と思ったからこそ逆になんでもできるモードに。

一度、本当に描きたいことを自由に描いてみたら? と提案したところ、妄想200%の推し愛が爆発したハンパない記事が完成しました。いろいろと感慨深くてちょっと泣いてしまうやつです。

そして!なんと、そんな彼女が去年とうとう本当に漫画家デビューしたんですよよよ(泣泣泣)。そんな流れも含めて、ぜひ読んでもらいたい記事ですね。漫画家のペンネームは内緒だそうです。

ほとんどできなかった自主企画イベント

自主企画イベントは今年もほとんど開催できず。月1回「人間酒場」をやっていた頃が嘘のよう。でも、ようやくできた1回がこちら。

心斎橋PARCO地下2階「心斎橋ネオン食堂街」内のカルチャー酒場「TANK酒場」で、ポップアップショップとして出店した出張型の「人間酒場」。大盛況御礼!!!!! めちゃくちゃ楽しかったので、今後出張版の「人間酒場」を増やしていきたいと思います。

面白くて変な人を集め育成するために、面白くて変なことをしている先生を招いて「面白いとは何か!?」「変とは何か!?」を学ぶ「変集予備校」。5歳先生とヨッピー先生をゲストに、事前に募集したツイートを添削する「アルファツイッタラーのネタツイ道場」を開講しました。

YouTubeの配信がうまくいかなかったことをとても反省しています。

面白くて変な人がちゃんと稼げる世の中に!


冒頭にも書いた「みんながボロボロにならないように」を考え続けた1年。

フリーランスのクリエイターは、どうしても「いいように使われる」ということがある。記事の執筆やイラスト制作、写真の撮影に対していちいち契約書を交わしたりしていなかったり、言われるがままになってしまうこともある。

「バズらせて」とか「PV取れる記事書いて」と言うのは簡単ですが、公開した記事が炎上した場合、名前を出しているライターが大きなダメージを受けます(いろんな理由がありますが)。そのせいで他の仕事を失ったりもします。でも、失った仕事の損失は、炎上した仕事を依頼した企業や代理店が保証してくれるとは限りません。

フリーランスのクリエイターがボロボロになる前に守る仕組みが必要。そして、私たち人間編集部も「いいように使う」側になってしまわないように。フリーランスが自分で身を守る知識を与え、もしもの時に相談できるマネージメント機能を充実させることにしました。

「書籍の原稿執筆時にセカンドオピニオン的な編集アドバイスがほしい!」

「仕事の依頼内容に不安があるけど、これって本当に大丈夫?」

「事前に契約を交わしてないけど、イラストや写真の著作権ってどうなるの?」

「見積もり制作と交渉に入ってほしい」

こんな要望や相談があります。

現在、価格交渉から契約、請求書の制作だけサポートする「外部エージェンシー」や、編集や校正のセカンドオピニオン的な「編集アドバイス」など、苦手だったり面倒なところだけ人間編集部に委託できるような仕組みを作っています。

また、弁護士の先生をお呼びして、税金や確定申告など「お金の疑問」を聞いたり、「秘密保持契約書」の必要性や、特許・商標・著作権・意匠の違いなど「知的財産権」に関する勉強会、契約書作りワークショップなどなど……フリーランスが損しないための法律の勉強会を色々実施してきました。
※この勉強会は、人間編集部のメンバーのみ参加できるやつです

今年は、関西のローカルメディアを運営する会社とタッグを組んで「みんなで協力して底上げしていこうぜ」という活動もはじめます。

面白くて変な人がちゃんと稼げる世の中にするのが私たちのミッションです。

   

やるぞーーーーーー!

ということで、毎回振り返りを書くと長くなるんですが、今回はメンバー紹介も加えたので更に長い文章になってしまいました。すみません。

ここまで読んでくれた方、本当にありがとうございます。

ここからは簡潔に……

今年はメディアを立ち上げます!

「人の間」に人が集まる活動もどんどんしていきます!

やるぞ!!!!!

最後に1年前の振り返り記事の意気込みをそのままコピペします。

私たちこそ、もっと関西の魅力を伝えていかないといけないですよね……。それが、東京で生まれ育ち、大阪に魅了されて移住した私やロマンが立ち上げた人間編集部の強みであり役目だと思っているので、今年は「しるすべ研究室」の活動と並行して、関西の面白さを伝えるためのメディアも立ち上げる予定です。

長くなりましたが、これからも人間編集部をよろしくお願いします。

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